前撮りやフォトウエディングとひと口にまとめても、実際にはさまざまなイメージの写真がありますよね。
カッコよくキメた写真から、思わず楽しくなるような笑顔の1枚。
中には、ちょっぴり笑えるトリックフォトのようなものもあるかもしれません。
その中から、今回はまるで「映画のワンシーン」のような写真を叶える方法についてご紹介していきます。
「映画のワンシーンのようなかっこいい写真が撮りたい」と言っても、大正ロマンあふれるレトロなモノクロから美しい自然があふれる風景までさまざまです。
まずはどんなイメージの写真を撮影したいのかをある程度頭の中で思い描いておきましょう。
その上で、おふたりとカメラマンとの間でイメージを合わせていく必要があります。
一番分かりやすいのは「こんな感じに撮影したい」というイメージがあること。
インスタグラムやピンタレストなどのSNSを活用すれば、たくさんの前例から参考になる写真を探すことができるので、ある程度イメージに合うものをお気に入りに保存しておくのもおすすめです。
イメージに合わせて写真を撮影したい場合、状況に合わせて変化するモノが最大のポイントになります。
当然ですが、晴れた日に雨の写真は撮れませんし、昼間に夕焼けの写真は撮影できませんよね?
だから、天気だけでなく時間帯によって変化する空の色や光の角度などは気にしておく必要があります。
同じ海、同じ場所でも、撮影を午前中にするのか、午後からにするのかによって違った色になります。
明確に撮影したいイメージがある場合は、ぜひ相談してみてください。
また、季節によって変化する風景も同様です。
桜や紅葉だけでなく、秋のコスモスや春の菜の花など、季節をイメージできる風景はたくさんあります。
太陽の角度によって光を取り入れたり、木々や草花が光をまとっている風景を写真におさめたり。
季節だけでなく時間帯によっても彩りが大きく変化するので、まずは相談してみるのがおすすめです。
カメラマンなら地元のスポットで撮影できる時間帯や撮影後の絵柄がある程度想像できるので、イメージに合わせたご案内も可能です。
太陽が沈み、少しずつ空が茜に染まっていく夕暮れ時は写真撮影にもおすすめの時間帯。
明るさが減ってきたタイミングなら、夕焼け空を背景にしたシルエットフォトなども人気です。
海辺のサンセットはウエディングフォトの定番で、夕日が海をきらきらと照らしてひと筋の線を描くようなロケーションも魅力です。
空一面が茜に染まる夕焼け空からだんだんと夜の色に移り変わる瞬間も特別な1枚が撮影できます。
群青の空と夕映えの空が美しいグラデーションを描いているその景色を背景にしたロケーションフォトは、1日の中でもほんの数分間しか撮影できません。
そのベストタイミングに、最高の場所で撮影することで素晴らしい1枚を残すことが可能になります。
ロングベールをうまく使うことで、まるでベールが風に吹かれているようなシーンを撮影できます。
実際は風になびいているわけではなく、カメラ側で人が持っているのですが・・・それを遠近法によってうまく映し出すことで、臨場感のある写真になります。
さらに、太陽の光をベールにうまく反射させられたら、部分的に光をまとって輝く幻想的な花嫁姿になります。
カメラにちょっとひと工夫することで、光だけが十字に伸びた美しい輝きを表現することができます。
特に、結婚式場はライティングも含めて空間美にこだわりを持っているため、幻想的な空間を表現しやすい場合が多いです。
こういった変化のある写真は、構図や撮影方法だけでなくカメラのレンズをちょっと工夫している場合もあります。
そのため、何枚か撮影した1枚が偶然上記のようなものになっていたということはまずありません。
実は、普段あまり見慣れていない雰囲気の写真でも、道具さえあれば簡単に撮影できちゃうものもあります。
写真というのは同じカメラでも設定やレンズを変えるだけでまったく違ったものになります。
また、シャッターを押すタイミングがちょっと違うだけでおふたりの表情や雰囲気も少しずつ変化していきます。
だからこそ、思い描いている映画のワンシーンのような写真を残したい場合、自分のイメージに近い写真を見せながらカメラマンに相談してみるのが一番。
幸い、香川県は絵になるスポットが多く、ロケーション撮影におすすめのスポットも豊富にあります。
地元に詳しいカメラマンに相談して、理想の1枚を叶えてください。