ウエディングフォトといえば、ドレスやタキシード、和装などを身にまとって、素敵な衣裳姿を撮影したものというイメージが強いですよね?
結婚式の前に撮影しておく前撮りはもちろん、ドレス姿を残したいという想いが強いフォトウエディングでも同様です。
ただ、ここ数年「かしこまった写真より、自分たちらしい自然な姿を結婚写真として残したい」という方が増えています。
そこで、今回は「カジュアルな前撮り・フォトウエディング」をテーマに、何を、どうすればもっと自分たちらしく、カジュアルなイメージになるのかについて触れていきます。
「カメラを向けられると緊張してしまう」という方も、カジュアルに楽しむ前撮りなら普段通りに撮影できる方が多いので、ぜひ参考にしてみてください。
カジュアルとひと口にまとめても、考え方はさまざまです。
ウエディングドレスを着て、カジュアルな雰囲気の写真を残したいという方はもちろん、中には普段着ている「私服」で前撮りをする方もいらっしゃいます。
では「カジュアルの定義」ってどんなものがあるのでしょうか?
「カジュアルさ」を感じる写真には、大きく分けると下記の3つがあります。
目線を合わせて真面目なポーズをとろうとすると、照れくさくて思わず笑っちゃう・・・なんて方、いらっしゃいますよね?
ウエディングの記念だからと思ってはいても、普段苦手なことはやっぱり難しいものです。
カジュアルな前撮りは
「苦手な雰囲気で思わず笑っちゃうくらいなら、最初から自分たちらしいポーズで笑顔になっちゃおう」
というのがテーマです。
自分たちが一番楽しめるスタイルで撮影することで、いつも通りの表情が残せる点も大きな魅力のひとつです。
自然な雰囲気を演出するポイントのひとつに「ロケーション」と合わせた雰囲気があります。
公園のベンチに座って会話を楽しんでいるようす。
街中を手を繋いでお散歩しているような雰囲気。
海辺でいつも通りはしゃいでいる仕草。
ロケーションと相まって「いつも通り」を感じるウエディングフォトは、見ていて微笑ましさすら感じられます。
こちらは上と同じ「瀬戸大橋記念公園」で撮影した1枚。
同じスポットでも背景にするロケーションやおふたりのポーズを変えることでさまざまな雰囲気を演出することが可能です。
すべての写真をカジュアルにするのではなく、まずはカジュアルに前撮りを楽しんで緊張を和らげ、気分が乗ってきたところで前撮りっぽいカットを取り入れていくのがおすすめ。
打ち合わせの段階でカメラマンにいろいろ質問してみると、アイデアの幅も広がりますよ。
ドレスやタキシードの上にカジュアルな上着を羽織ったり、2WAY、3WAYのウエディングドレスを使ってミニスカートのドレス姿を撮影したり。
アレンジによって同じドレスでもカジュアルな衣裳姿にチェンジすることが可能です。
コーディネートや小物のアレンジなどを上手く合わせれば、普段着っぽいドレス姿に。
特に、ロケーションフォトは、あえて、カジュアルな衣裳のままフォトウエディングに臨むことでナチュラルな雰囲気を演出できます。
あえて、ドレス姿ではなく普段着で撮影されるカップルさんもいらっしゃいます。
自宅の一室で。
家の近くの路地で。
ペットと一緒に公園で。
普段と変わらない日常をふたりで一緒に過ごしている写真を招待状などに使うことで、ゲストに目新しさを感じてもらうことができます。
カジュアルな前撮りのメリットは、リラックスして楽しい写真が残せるところ。
ウエディングフォトは自分たちだけでなく周囲の人に見ていただく機会も多く、他とは違ったナチュラルな写真はひと味違った印象になります。
ただし、すべてカジュアルオンリーで撮影してしまうと後で見返した時に物足りなくなってしまう可能性もあります。
ちょっぴり恥ずかしいと思っても、何枚かは頑張ってポーズをキメた写真を残しておくのがおすすめです。
カジュアル前撮りならリラックスして撮影に臨みやすいのですが、緊張感が抜けてしまうことがあるので要注意。
特に、姿勢がダラッとなってしまうと写真写りが悪くなってしまいます。
「撮られている」
という意識を持つと緊張してしまうかもしれないので、姿勢をきれいに保つ方に意識を集中させましょう。
そうすることで「いつの間に撮られてた?」というカットもキレイな姿で残すことが可能になります。
いかがでしたか?
カジュアルの解釈は人それぞれで、それを彩るのは「ふたりらしさ」です。
いつもの雰囲気、いつもの仕草、ちょっとラフさを取り入れたナチュラルな姿。
そして、その雰囲気を演出するロケーション。
自然な雰囲気を「頑張って作る」必要はありません。
いつも通りで良いのです。
気になることがあれば、まずはご相談に訪れてみてください。