前撮りやフォトウエディングは、スタジオやロケも含めてさまざまな場所で撮影をすることはご存知ですよね。
そこで意外と多くの方が悩むのが「衣裳の着数」なんです。
結婚式だと、挙式、披露宴でお色直し1回と考えると合計3着が打倒ですよね?
お色直しを1回増やせば4着ですし、2WAYドレスを使えば同じ衣裳で別の見せ方ができるので着数は減らせるでしょう。
では、前撮りやフォトウエディングはどうすれば良いのでしょうか?
スタジオとロケで衣裳は分けた方が良いの?
着たい衣裳を何着も着られる?
などなど、気になる内容をご紹介していきます。
前撮りやフォトウエディングで着る衣裳の着数は1着か2着というのが一般的。
ドレス2着と和装1着など、少し多めに衣裳を着たいという方であれば3着という方もいらっしゃいますが、実際には少数派です。
では、1着しか着ない場合、撮影の枚数が少ないのかというと、そうではありません。
同じドレスでスタジオとロケーション撮影の両方をする場合、カット数はそれなりの数になります。
例えば、ロケーションフォトを複数の場所で撮影したいと思っていたとして、ドレスは普段着のように簡単に着替えることができません。
撮影業者によっては専用のロケバスを持っているところもあるかもしれませんが、通常は支度部屋で着付とヘアメイク済ませて現地に向かいます。
そのため、支度部屋→ロケ地→支度部屋→ロケ地→支度部屋→ロケ地と、撮影場所が変わるたびに毎回支度部屋に戻らなければならなくなります。
条件にもよりますが、
同じ衣裳のままロケ地を回る
何らかの方法で移動先の近くで着替えができるようにする
といった方法をとらない限り、複数の場所でロケーション撮影をするのは難しいかもしれません。
移動時間をカットできるスタジオ撮影なら、限界にチャレンジすれば着られる着数はかなり多くなります。
使用する小物や撮影するポーズなどを事前に決めておき、スケジュールをうまく調整すれば1日で10着くらい着られます。
ただ、ブライダル雑誌のモデル撮影ではないので、そんなに多くの着数を着るのは現実的ではありません。
ふたつめの理由はドレスの重量。実は、思っているよりもけっこう重いんです。
見た目では想像できないかもしれませんが、Aラインやプリンセスドレスともなれば、平均で3kg〜4kgの重量があります。
それを何度も着替えて、撮影してを繰り返していれば当然疲労がたまってきます。
アルバムになった時、めくるたびに表情が疲れていくとあまり良い思い出になりませんよね。
そういった意味でも、ドレスの着数は元気に楽しく撮影ができる着数にしておくのがおすすめです。
シンプルなラインのドレスは着心地、軽さが出ます。
ボリュームのあるドレスは、華やかさ、豪華さが抜群にでます。
和装は沢山中に着ないといけないのでドレスよりかは大変です。
その分ドレスとは全く違った風に撮影できるのでそこはよく考えてみてください。
結婚式ではゲストと過ごす時間を大切にしたいという理由もあって、着付に時間のかかる和装を着ないという方が増えています。
そのため、写真には和装姿も残しておきたいというご要望が多く、和装の入ったプランは比較的人気が高いです。
中津万象園や栗林公園で美しい日本庭園をバックにロケーションフォトを撮影したいという方にも和装は人気。
スタジオを和装にするのか、ロケを和装にするのかも含めて考えていきましょう。
どの写真屋さんに前撮りやフォトウエディングをお願いしても、衣裳の着数をベースに撮影を考えているケースはあまり多くありません。
多くの場合、フォトウエディングプランなどで衣裳点数と撮影場所、カット数などが決まっていて、それ以外はオプションになります。
ドレスの着数を追加してもカット数やロケ地はプラスにならないので、すべてを叶えようと思ったら衣裳1着、ロケ地、カット数で一定の料金がプラスとなります。
そのため、ロケ地を増やしたい場合は衣裳をそのままで場所とカット数だけ追加する。
衣裳をたくさん着たい場合はスタジオで着数を増やし、カット数を追加するか、もしくは既定の枚数内で抑えるかのいずれかが現実的です。
いかがでしたか?
すべてを加味すると、結局は2着か3着で落ち着くのではないでしょうか。
前撮りやフォトウエディングは、写真の撮影を楽しむのが一番です。
「ドレス姿を残す」ということにももちろん素敵な思い出に残る要素のひとつですが、他にも周囲の景色やふたりで一緒に過ごす時間、ロケ地を訪れたときに空気感や季節感、晴れたり曇っていたりの天気ですら、素敵な思い出のひとつになります。
結婚式当日と同じドレスを着るのか、前撮りでは別のものを着るのかなども加味しながら、満足のいく衣裳姿を残してください。