七五三の前撮りといえば「11月15日」にお参りして、家族写真を撮影し、その後家族でお食事というのが一般的な流れ。
プロに写真撮影をお願いする場合は家族写真の撮影時間がかなり長くなってしまうため、最近では別の日に撮影するという方が増えています。
一般的には11月15日よりも前に撮影だけ済ませておく「前撮り」が人気ですが、終わった後で改めて撮影をする「後撮り」をする方もいらっしゃいます。
実際に撮影してみると当日に撮影するのにくらべてさまざまなメリットがあるため、今回は七五三の前撮り(後撮り)のメリットやおすすめの撮影時期についてご紹介してきます。
本来、七五三は11月15日となっていますが、世の中は平日なので、なかなかその日にお参りに行くのは難しいという方が多いのが現実。
そのため、10月〜11月中頃の期間で予定の立てられる週末にお参りに訪れるのが一般的となっています。
神社によっては祈祷に予約が必要な場合もあるようで、祈祷時間は30分〜40分程度で終わるのですが、写真撮影まで含めると1日の予定が七五三だけで終わってしまうことも少なくありません。
「お参り」と「撮影」のタイミングをずらすことで、日程は2日になりますが、その分どちらも有意義に過ごすことができ、満足のいく写真が撮影できるのであれば、別々にする価値はあるのではないでしょうか。
では、お参りと写真撮影を別々にするとどんなメリットがあるのでしょうか。
七五三当日に撮影すると朝から予定がぎっしり詰まってしまっているため、撮影する頃には疲れてしまって子供の顔が曇ってしまっている。
といった話は決して珍しいことではありません。
さらに、撮影に飽きてしまってなかなか乗り気で写真に写ってくれないといったことも。
その点、時期をずらせば撮影だけに集中できるので、笑顔の写真が残せることが多いです。
ロケーションフォトを残しても、疲れていないので写真撮影を楽しんでくれる場合がほとんどです。
七五三の時期となる10月〜11月に神社を訪れると、人がたくさんいてなかなか思ったような写真を撮影できないことがあります。
しかし、時期をずらせば境内がすいていることが多く、思ったような写真が残せます。
普段あまり着慣れていない衣裳を着る場合、必ずしも子供のテンションが上がるというわけではないようです。
場合によってはイヤイヤが大爆発して撮影ができない・・・なんてことも。
でも、一度衣裳を着た経験があり、さらにそれが楽しい撮影の思い出として残っていれば、七五三のお参りでも機嫌よく着てくれることは間違いないでしょう。
ちょっとした予行演習も兼ねて撮影をすることが可能になります。
写真館は時期によってさまざまなプランやキャンペーンをしています。
ただ、10月、11月といえば紅葉時期で、七五三以外にもウエディングの前撮りなどと重なって繁忙期になるため、なかなかキャンペーンをしにくい時期。
比較的キャンペーンをしていることが多い夏頃のタイミングで撮影をしておけば、よりリーズナブルな価格で撮影が叶えられるメリットがあります。
子供は体調を崩しやすく、突然撮影ができなくなってしまうことも少なくありません。
前撮りであればその日でなければならないということが少なく、予定の調整がしやすいメリットがあります。
具体的に、七五三の前撮りにおすすめの時期ですが、あまりに早すぎてもよくありません。
例えば、半年以上前になると顔立ちや背格好に違いが出てくることも多く、前撮りと当日で雰囲気が変わってきてしまうことがあります。
桜の時期に撮影したい!という希望者の方も含め、4月以降がおすすめと言えるでしょう。
桜の時期はかなり繁忙期ですが、それを過ぎると写真館は比較的空いていることが多く、予約は取りやすくなります。
日差しが柔らかく芽吹き始めた新緑と共に神社の境内で撮影するのも素敵な写真が残せます。
梅雨時期の6月は比較的撮影はしやすい時期ですが、天気が悪いことが多いです。
雨が降っていなくても曇っていることが多いので、青空の下でロケーションフォトを考えている場合はあまりおすすめできません。
夏休みとなる7月・8月は、ご家族にとっても都合をつけやすい時期となります。
そのため、混雑を避けて平日にご兄弟も一緒に撮影される方も少なくありません。
日差しが強いので、日焼けには注意が必要です。
9月・10月は、七五三に近い時期に撮影ができることが大きなメリットです。
9月の後半になれば少しずつ紅葉している木が増えてくるので、秋っぽい写真も残せます。
ただし、繁忙期なので希望者が多く、日程の融通が利きにくい可能性も出てきます。
いかがでしたか?
七五三といえば11月というイメージが強いかもしれませんが、日にちを分けることによって子供と過ごす時間が増え、楽しみも倍になります。
家族での思い出作りのひとつとして、素敵な記録を残しておきましょう。