大学の卒業式といえば、袴を着て臨む方が多いですよね?
普段、めったに着る機会がないだけに、早めに袴を選んでおかなければと考えている方も少なくないのではないでしょうか。
ただ、成人式でお気に入りの振袖を購入した方をはじめ
中には「袴ではなく、振袖を着てはダメなの?」
と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
振り袖には、いくつか種類があって、中には卒業式にふさわしい振袖もあります。
そこで、今回は卒業式に振袖を着たい方のために振袖のことについて詳しくご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
卒業式は学校を無事卒業できたことを祝い、今までお世話になってきた先生や保護者に感謝の気持ちを伝える式のこと。
特別な儀式の場に用いられる「振袖」や、フォーマルな場の衣裳として着られる「スーツ」は大切な儀式にふさわしい特別な衣裳と言えます。
一方、特別な衣裳ではありませんが、これまで学校でずっと着続けてきた制服も卒業式という場にふさわしい衣裳と言えます。
袴は、大正から昭和にかけて女学生がまとう制服のような位置づけでした。
だから、特別な式典にまとう衣裳という意味ではなく、学生らしい衣裳という位置づけになります。
「振袖」と聞いて最初にイメージするのは、成人式や七五三などで女性たちが身にまとっている晴れ着ではないでしょうか。
このことから「振袖=特別なシーンで着られる和装」というイメージが強いかもしれませんが、実は振袖には「大振袖」「中振袖」「小振袖」の三種類があります。
それぞれに袖の長さが異なり、最も長い大振袖ほど各が高くなります。
大振袖は、袖丈が114cm前後あり、最も格の高い衣裳とされています。
昔から「婚礼衣裳」の定番とされており、中でも格の高い色である黒の大振袖は「本振袖」という名前でも呼ばれています。
もちろん、大振袖を卒業式で身にまとうことはありません。
中振袖は袖丈が100cm前後の振袖。七五三、成人式など、特別なシーンの衣裳として用いられるほか、結婚式のお呼ばれ衣裳としても選ばれています。
卒業式に身にまとうとすれば、最もふさわしいのは「中振袖」になります。
そのため、成人式で購入した思い入れのある振袖を卒業式でも身にまとうのはもちろんOKです。
小振袖は「二尺袖」と呼ばれることもあり、袖丈は約76cm程度。
袖が短いため軽くて動きやすく、特別な衣裳というよりは、よそ行きの服といった位置づけになります。
小振袖に袴を合わせたものが、卒業式で身にまとう、いわゆる「袴」になります。
大切の日のために譲り受けた振袖や、成人式で身にまとった思い入れのある振袖など、さまざまな理由で卒業式に振袖を着ようと考えている方はいらっしゃるはず。
衣裳の格としては中振袖は卒業式にふさわしい衣裳なので、着ること自体に問題はありません。
卒業式は袴を着ている人が多いため、ほとんどが少し大人締めの小振袖を身にまとっています。
その中で華やかな中振袖は存在感があり、注目度がアップします。
自分だけ周囲から比べて目立っているのを心地良いと感じる方もいれば恥ずかしいと感じる方もいるので、自分がどちらなのかも考えた上で検討することをおすすめします。
一般的には小振袖に袴を合わせますが、卒業式にふさわしいのが中振袖であるなら、それに袴を合わせるのもアリ?と考える方もいらっしゃるでしょう。
実際に、あえて小振袖ではなく中振袖と袴を合わせ、華やかな振袖の袴姿で卒業式に臨まれる方もいらっしゃいます。
成人式などで身にまとう中振袖は裾の部分までキレイに見えるようデザインされているため、袴で隠してしまうのはすこしもったいない気もしますが、周囲と見た目を合わせるという意味でも、中振袖に袴を合わせるのはアリではないかと思います。
ただし、中振袖に袴を合わせる場合、おはしょりの始末などが難しいので、着付はプロの方におまかせすることをおすすめします。
いかがでしたか?
最後にまとめると下記の通りです。
マリアージュコトブキでは、さまざまな袴を取り扱っています。
小振袖とのペアだけでなく、あえて中振袖と袴のペアで臨みたいという方や、中振袖は成人式の時のものを使用したいので、袴のみをレンタルしたいという方など、ご要望に合わせて幅広く対応することが可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。